


音鳴文庫
この橋渡るの?この道進むの?え、でも、ふつうの家じゃんか。来てくれる人は少なからずこんな不安や疑いをお持ちのことでしょう。ちょっとわかりにくいですからね。「道に迷いました」と電話がかかることもしばしば。運よくたどり着けた人からは秘密基地のようだねと言われます。<br /> お店にあるのは本とCD。あとはほんのすこしの飲み物。お客さんの顔を見てどんなふうに過ごしたいだろうかと想像して音をかけます。しゃべりたいひと、ながめたいひと、よみたいひと、ただずみたいひと。お好みでどうぞ。なにもしないことだってできます。<br /> 山と川に囲まれ、雲がうごくこと、陽がさすこと、風がふくこと、そんなことも感じられる空間です。本にしおりをはさむように、日常のすきまにそっと入り込めたらいいなと思っています。

オーナー・八木諒平さん
2015年に新潟から島根に移住。前職をよく問われるが作業療法士をしていた。音鳴文庫を始めたきっかけは、「家の近くに本屋がほしい、しかもかっこいいやつ。」という単純な思いから。